



導入事例
Case
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ーまずは、貴社の概要について教えていただけますでしょうか。
弊社は海外のSEOや広告、SNSなど、海外や多言語(日本語以外の言語)を切り口にしたマーケティングの支援を行っている会社です。インターネット黎明期の1998年に法人設立し、1999年にSEOを事業化、その後、世界各国に複数の拠点を有し、SEOを含むデジタルプロモーションの実績は国内外合わせて48カ国2,000社以上となります。
その中でも私は、経営支援領域全般、具体的には経営企画、IR、人事、システム、経理、総務、労務、営業管理など間接部門全般を担当しています。
ーTECO Consultingのサポートが始まる前は、どういった課題やご苦労があったのでしょうか?
当時は特に社労士事務所さんとのお付き合いはなく、ほとんどの業務を内製化していました。何か確認事項やトラブルがあった時は自分たちで調べて、その中で試行錯誤していくということをやっていました。
このままでもいいかなと思っていたのですが、どうしても社員のスキルや経験、業務の標準化が難しく、属人化してしまっているというところが課題としてありました。
ちょうど労務担当2名が同時に産休に入ることになり、そのタイミングで業務のアウトソースの部分と、我々の中で独自に進化していた業務フローを外部の目を入れて標準化しようということになり、お付き合いが始まりました。
ー貴社はTECO Consultingが法人化して初めての顧問先です。杉野(TECO Design代表取締役)のX(旧Twitter)を既にご覧いただいていたとのことですが、最初の印象はいかがでしたか?
別で使用していたツールの担当者とのご縁で元々杉野さんのことは存じてはいました。
社労士事務所を探していたのと同じタイミングでTECO Designから社労士法人が立ち上がると聞いてご紹介いただき、「DX化を通して業務を標準化させましょう」という思想観や方向性が似ているなと感じたので、すんなり決めてしまいました。社労士としての知識というよりは、標準化と効率化を経て最後内製化できる状態で業務をこちらに戻していただくというのを想定していたのですが、まさにそういうことを先端でやっていらっしゃる方だと。
当初は労務相談だけでなく、実務作業(給与計算など)をアウトソースさせていただき、2023年秋頃、産休育休メンバーが戻ってきたタイミングで内製化に戻しました。
逆に言うと、労務知識やトラブルが発生した時の対応は社内であまり属人化させたくないというのはあります。もちろん専門資格もないですし、経験が足りてないところもあるので、今は労務相談などのコンサルティングの部分は残したまま、作業的な部分は業務を標準化していただいた上で、うちに戻していただくという切り分けをしています。
フルリモート・フルフレックスなど、他社事例があまりないような取り組みも行っているので、どのように整備していけばいいのかなどの情報を拾うのはとても大変です。解がないというか、細かいところも含めて今まで経験のないことに対して一緒に取り組んでいただけるのはとてもありがたいなと思っています。
高橋さま
ー導入当時に話を戻しますが、実際にTECO Consultingのサポートが始まった当時はどんなやりとりをされていましたか?
まず、現場の業務が属人化してエクセルが複雑に組まれているような状況だったので、これを紐解いて標準化して欲しいというお願いをしました。今の業務フローに対してどんなところの整理が必要なのか、というところから入っていただいたという感じですね。
整備した内容を現場に浸透させるスピードは意外と早かったです。ツールを使うことに対する抵抗がなく、属人化することに対する危機感が部門全体にあったように思います。業務の標準化の先に待っている明るい未来をイメージできているメンバーがフロントで対応していたので、比較的スムーズに進みました。
カルチャーまでいくとちょっと大げさですが、当社の業務フローや今後実現したいビジョンだとどんなシステムが親和性がいいのか、というところもアドバイスいただきながら進められたので良かったです。
ー業務改善の中で「ツールを使うことや既存の業務フローを変えることへの抵抗感」は大きなネックになると思います。「なぜ改革が必要なのか」を伝える部分でおそらく一番苦労するんですよね。どのように伝えていったのでしょうか?
私の思想は常に伝えるようにしていますが、特に朝礼やグループミーティングなど、色々な角度・方法でリーダーの意思を伝える工夫はしています。何度も繰り返し刷り込むというのはもちろん、「やると決めたからにはやり切る」という、ブレずに指し示す推進者の姿勢は一番大切だと思います。
また、「会社にマニュアルを残す・新しい業務フローを作ることは会社の資産である」ということはメンバーに明確に伝えていました。業務が属人化しているうちは社員が退職してしまうと資産はなくなってしまいますよね。資産化した分、会社の価値・資産を増やしたということなので、バックオフィス的には将来の収益原資となる資産を作ったという面で評価するようにしました。
ーこれまでのTECO Consultingのサポートを通して、改善を実感された場面はありますか?
制度改革しかり、人事制度しかり、意思決定のスピードと質が良くなったように感じます。
これまで、新しい取り組みの際にどの程度リスクを取るか自分たちで色々調べた上で検討・判断をしていましたが、やはりそのスピードには限界があります。
TECO Consultingは専門家として色々な会社を見てこられている経験を踏まえて、我々が見えないところからのリスクを指摘いただけるのでとてもありがたいです。
石間さま
ー現在はどんなやり取りをされていらっしゃいますか?
今は日々の労務相談をメインにサポートいただいています。我々は主に人事制度や働き方の部分でスピーディーに新しい取り組みや制度にトライしているので、そういった時に「どんなリスクがありますか?」という相談をさせていただいたり、「この方法だとリスクがあるので、こういうやり方もありますよ」という提案をいただいたりします。
ー今後、TECO Consultingをどのように活用していきたいか・求めることはありますか?
私は従業員と企業と社会で成り立つ三角形の関係性を描いていて、これらが全てWin-Winの関係になるような制度設計を常に目指しています。
メンバーは企業の所有物ではなく社会から預かっている社会的資産だから、弊社で勤務している間は市場価値を高めて社会に戻すところまでがゴールだと考えています。機会をしっかり提供することで、その人が市場できちんと評価されるような経験を積み、退職して新たなチャレンジをする時にその人の市場価値が見合ったものになるという形にしたいと考えています。社内制度とか教育制度、人事制度もそうですが、そこに私たちの思想観を当てはめるイメージです。
この人事制度の中で新しい取り組みも多くありますし、実現したい世界があるからこそどうしてもリスクに盲目になってしまうこともあるんですよね。そこで客観的なアドバイスをいただきつつ、リスクと出る結果の着地を話し合いながら一緒に追究していきたいと思います。
※掲載内容は取材当時のものです。